3年後に迫った東京オリンピック。いろいろとざわついているマラソン代表選考方法ですが、私たち市民ランナーもオリンピックにランナーとして参加できるチャンスが残されています。
それはズバリ「聖火ランナー」のこと。まずは東京オリンピック・パラリンピック組織委員会のWebサイトで聖火ランナーの募集に関する情報をチェックしてみました。
「よくある質問」の記載によると、「聖火リレーのルートについては、まだ決定しておらず、これから検討していきます。聖火ランナーについては、募集方法を含めてまだ決定しておりません。決定次第、当ウェブサイトで順次公開していきます」とのこと・・・。
つまりまだ何も決まっていないのですが、それではこの記事が成り立ちません。そこで、平成10年に開催された「長野オリンピック」ではどうだったのか調べてみました。
長野五輪では、各都道府県で1名のみ、計47名を一般募集。応募総数は8,000名だったそうです。意外と応募者数が少ない気もしますが、積極的にPRを実施しなかったのでしょうか。
同様に2020東京五輪でも公募したら、いったいどれほどの応募があるでしょうか。20年前と異なりネット環境も比較にならないぐらい普及している今、少なくとも10万人は超えそう。ネットエントリー可ならさらに増えて100万人超え!?
聖火ランナーはこうした都道府県代表枠のほか、スポンサーのキャンペーン枠も考えられます。スポンサー企業のWebサイトをこまめにチェックしていれば、そのうち発表があるかもしれません。
そして一般人には無関係ながら著名人枠も誰が選ばれるのか楽しみの一つ。ちなみに長野五輪で聖火リレーに参加した著名人は以下のとおり。
<東日本ルート>
北海道1月6日 青木功
青 森 7日 大下剛史
岩 手 8日 ヨネスケ
秋 田 9日 井関裕貴
宮 城 11日 さとう宗幸
福 島 12日 中畑清
山 形 13日 門田和弘
茨 城 14日 中山エミリ
栃 木 15日 掛布雅之
群 馬 16日 八木たまみ
埼 玉 17日 江川卓
千 葉 18日 吉村明宏
東 京 19日 中井亜希
小菅麻里
神奈川 21日 鈴木尚典
山 梨 22日 ジャンボ鶴田
<西日本・太平洋ルート>
宮 崎1月7日 そのまんま東
大 分 8日 武本靖子
愛 媛 9日 松崎しげる
高 知 10日 島崎和歌子
徳 島 11日 川島郭志
香 川 12日 北別府学
岡 山 13日 森末慎二
兵 庫 14日 堂本光一
大 阪 15日 森脇健児
奈 良 16日 村田善則
和歌山 17日 新藤栄作
三 重 19日 中西永輔
愛 知 21日 薬師寺保栄
静 岡 22日 中山雅史
<西日本・日本海ルート>
沖 縄 6日 赤井英和
熊 本 8日 宮崎淑子
長 崎 9日 蛭子能収
佐 賀 10日 井上茂徳
福 岡 11日 井口忠仁
山 口 12日 山本譲二
広 島 13日 風見しんご
島 根 14日 宇田川修一
鳥 取 15日 岡崎典子
京 都 17日 三倉茉奈
滋 賀 18日 牧田衛活
福 井 19日 川藤幸三
富 山 21日 相本芳彦
新 潟 22日 ルイス・ザンペリーニ
※1997年12月26日付 信濃毎日新聞より
正直「誰?」っていう人もいますが、おおむね誰もが知っているタレントやスポーツ選手ばかり。表舞台から消えた人、すでにお亡くなりになった方などもいて、しみじみと時代の流れを感じます。
さて、一般人がオリンピックに「ランナー」として参加できる唯一の方法、聖火リレー。確率はゼロではありません!募集要項の発表を楽しみに待ちましょう。