マラソンの沿道応援でよく見かけるのが、所属チームやグループの名前などが入った幟旗(ノボリ)です。色とりどりのノボリは、大会を華やかに盛り上げる大きな要素。しかし実際には、あの長くて重いポールの取り扱いが想像以上に厄介なのも事実です。
ノボリ用のポールは、一般的に最長時で約3m、最短で1.6mぐらい(二段式)。三段式でも最短で1m前後にしか縮まりません。当然カバンには入りませんし、想像以上に重量があります。
近所の大会ならまだしも、遠方の大会の応援に出かける際、あの重くて長いポールを電車や飛行機で持ち運ぶのはかなりの労力とストレスを要します。 わかる人にはわかると思いますが、ノボリ用ポールの取り扱いにはみなさん地味に苦労しているもの。
そんな、一般人にはどうでもいい超ニッチなニーズに応えたのが、沿道応援の究極兵器「楽楽ポールⅢ」。 その伸縮幅はなんと3m〜39cm。バックパックにすっぽり収めることができるうえ、重さは文庫本1冊分のわずか210g。
ポール部分には高級素材のカーボン繊維を採用。硬めに配合しているため、釣り竿のように風でしなってしまうことはありません。セッティングもスルスルッと伸ばすだけ。とても簡単です。
まさに沿道応援の究極兵器ともいえる楽楽ポールですが、唯一の短所は価格がお高めなこと。一般的なポールは安価なもので300円ほどで購入できますが、楽楽ポールはその30倍!(送料込み9,000円) もちろん購入には相当悩みました。だって単なる棒ですから・・・。
しかし東京マラソンの応援に行くことが決まっていたので、せっかくの機会だと思い購入を決めました。 ポールの現地調達も考えましたが、スムーズに入手できる保証はありませんし、帰りはどうするのかという問題も。宅配便でその都度送るのも面倒ですし、いちいち送料を払っていたらそれこそ余分なお金がかかってしまいます。
東京マラソンに続き、先日のマラソンフェスティバルの応援でも楽楽ポールⅢを実戦投入しましたが、とても満足しています。移動時の地下鉄で白い目で見られることもありません。沿道応援によく出かけるという方、値段は張りますがおすすめです。