およそ6年にわたり、数々のレースを共に戦ってくれた
GPSウォッチがついに天寿をまっとう。新たな相棒を新調したところ、その機能性の進化ぶりに驚きました。
![2017-01-28 13.22.42.jpg](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/r/run-off/20230315/20230315185640.jpg)
これまで使っていた
GPSウォッチは、初代が10年ほど前に購入した
GARMIN Forerunner 405。これはベゼルと呼ばれる金属部分にタッチして操作するタイプで、便利な反面、汗をかいたり雨天時は誤作動を起こしやすいのが欠点でした。
![GARMIN405.jpg](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/r/run-off/20230316/20230316010659.jpg)
2代目が
GARMIN Forerunner 310XT。当時
ウルトラマラソンに出場することになり、バッテリーが8時間しか持たないForerunner 405では物足りず、急遽購入しました。
![310xt.JPG](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/r/run-off/20230315/20230315190413.jpg)
以来6年にわたって活躍してくれましたが、ここ最近は急にバッテリーが切れたりON・OFFを繰り返したりと挙動不審に。ついに耐えきれなくなり、3代目の
GARMIN購入を決断しました。
先代の310XTはハイエンドモデルでしたが、ほとんどの機能は使わずじまい。ということで3代目の条件としては、「バッテリーが15時間以上持つ」こと、「見た目がスマート」なことぐらい。そんな条件に合致した中でもっともコストパフォーマンスに優れていたのがForeAthlete 230J(2016年発売)でした。
![2017-01-21 17.58.30.jpg](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/r/run-off/20230315/20230315185627.jpg)
さて、ここからは230J固有の機能や使用レポートではなく、「
GPSウォッチいま・むかし」というおおざっぱな視点で比較したいと思います。
●液晶の視認性が格段に向上
昔と今で違うところはいろいろありますが、何より液晶の美しさが格段に違う。晴天でも文字がくっきり見え、老眼の私でも瞬時に認識することができます。
●GPS信号の捕捉が速い
以前は
GPS衛星をなかなか捕捉せずイライラしたものです。しかし今どきの
GARMINは日本の真上に位置する
準天頂衛星システム「みちびき」など最新鋭の衛星を複数捕捉するため、とにかく捕捉時間が短い。大げさではなく、初めて屋外でスイッチをONしたとき、瞬時に
GPS信号をゲットしたのには驚きました。
![2017-01-28 12.20.21.jpg](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/r/run-off/20230315/20230315185635.jpg)
ただし
並行輸入品など、同じモデルでありながら補足可能な衛星が異なる場合があります。当然、捕捉までの時間も大きく異なるため注意が必要です。
●スマートウォッチとして使える
いかにもイマドキの機能がこれ。
スマホと
Bluetoothで連動し、メールやアプリの通知がウォッチ上で確認できます。もちろんミュージックコン
トロールもバッチリ。
●軽くて薄くてスタイリッシュ
310XTは20時間稼働するバッテリーを搭載しているため、見た目にデカイ&重く、大げさではなくレース後は肩が痛くなったものです。その点、イマドキの
GARMINは16時間稼働する(230J)にも関わらず、驚くほど薄くて軽くなりました。
●アプリをインストールして遊べる
Google Mapsやト
レーニングアプリ、画面着せ替え(ウォッチフェイス)など、さまざまなアプリをインストールできる「
connect IQ」に対応。
![2017-01-28 20.08.07.jpg](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/r/run-off/20230315/20230315185649.jpg)
ただ、現在は一時期の
Androidアプリのようにほとんどのアプリが日本語に対応していません。わけのわからない作者もいて、ダウンロードしても動かない場合も。これについては今後に期待といったところでしょうか。
●瞬間ペースがそこそこ正確
リアルタイムのペースが表示される機能は一昔前のモデルでもありましたが、その正確性は現在の比ではありません。これも日本を真上から捉える「みちびき」のおかげ。レース時のペースメイクに力を発揮します。