マラソンにおいて「いけるかも!?」という勘違いほど恐ろしいものはありません。それに加えて熊本の方々の熱い声援。ついついオーバーペースになってしまうのは仕方がないというものです。
まぐれやラッキーは絶対にありえないと身にしみているはずなのに、ついついペースを上げてしまう愚かさ・・・。 今回は10ヵ月ぶりのフルマラソンということで、自分の走力がどのレベルにあるのか把握しきれていなかったのも敗因でした。 「好調」だと勘違いして無理めのペースで走り続けたものの、早くもハーフ地点でエネルギー切れ。
とくに30km以降は精神的にも肉体的にもツラいものがありました。しかしそれでも走りきれたのは、ボランティアのサポートや沿道の応援がすばらしかったから。
残り5kmですでにワースト更新はわかっていたので、せめて沿道の声援に答えようと、できるかぎり子どもたちとハイタッチするよう心がけました。
熊本城内に入ったところがちょうど41km地点。上り坂でさらにペースを落としましたが、「崩れた石垣とランナー」というシーンを撮りたかったため気を振り絞りカメラを構えました。
フィニッシュした瞬間は、やはりタイムに関係なく嬉しかった。これだからマラソンはやめられません。
ボランティアの学生さんに完走メダルとタオルをいただき・・・
次に手渡されたのがこれ。こんなにおいしいコーラは生まれて初めて!思わず一気飲み。
レース内容は散々だったはずなのに、なぜか楽しいことしか思い出せません。またチャンスがあれば参加したいと思います。
選手の皆さん、お疲れさまでした。ボランティアの皆さん、沿道の方々、ありがとうございました。