ついついやりがち?冬のランニングで厚着はNG。

気づけば11月も後半。朝晩の気温が一桁まで冷え込むようになり、本格的な冬が間近に迫ってきました。毎年この時期に検索ワードで多くなるのが、「冬のランニング時の服装」関連。たしかに、初めて冬を迎えるラン初心者の方はいろいろと迷ってしまうかもしれません。 fuyurun.jpg 冬のランニングウェアでもっとも重視しなければならないのは、防寒よりもむしろ「汗対策」。暖かい時期とは異なり、冬の汗ほどやっかいなものはありません。信号で止まったりペースをゆるめた途端に汗が冷え、不快な思いをされた方も多いでしょう。 初めて冬を迎えるビギナーランナーでもっとも多いのが「厚着してしまう」こと。レースでも上着を着込んだランナーをよく見かけます。 最初のうちは温かくていいのですが、走っているうちにやがて汗をかきます。厚着だとうまく通気しないため、体にまとわりついた汗がそのまま冷えて不快な思いをするというわけです。 「綿素材のTシャツ」を着て走ることも避けたいところ。通気性・速乾性が望めませんので、いつまでたっても汗がまとわりつき、ベトベト冷え冷えとした不快感を味わい続けることに。 トップスの基本は「吸汗速乾素材の半袖Tシャツと薄手のウインドシェル」の2枚。たしかに最初は寒いですが、ものの1kmも走れば体はポカポカ温まってきます。心配ならバックパック上着を一枚入れて携帯するのもいいでしょう。 経験あるランナーなら「この季節はこの組み合わせ」という自分なりの季節コーディネートがわかっていると思いますが、ビギナーの方は総じて厚着になりがち。 しかも簡単に脱ぎにくい重ね着をしていた場合、汗冷えして翌日カゼをひいた・・・なんてことになりかねません。 いくら寒いからといって過度な厚着はNG。それでも「寒いのはどうしてもイヤ!」という方は、人前でもすぐに脱げる重ね着を工夫してみましょう。