実走!名古屋RUNコース の番外編として、週末のロング走に最適なコースを紹介する「なごや周辺<街道RUN>」シリーズ。おもに江戸時代に整備された諸街道を、歴史情緒に触れながらRUNで走破!第7回は「平坂街道」です。
起点はJR飯田線の小坂井駅あたり(豊川市)。東海道との分岐から小坂井町、御津町、幸田町、蒲郡市、西尾市を通過し、矢作川の河口である平坂湊まで至る約40kmの道のりです。 わかりやすくするため、今回は小坂井駅をスタートに設定しました。県道364号を西へ進むとほどなくして佐奈川につきあたります。
5km地点がちょうど名鉄「愛知御津」駅前。古い町並みが続きます。
御津町からさらに5km先、つまり10km地点あたりに広がるのが「ラグーナテンボス(ラグーナ蒲郡)」です。
先はまだ長いので、補給も兼ねてちょっと長めの休憩を取るのもGood。
ラグーナの隣、三谷温泉街にそびえる小高い山が星越峠。
頂上には巨大な弘法大師像が。展望台からは三河湾を一望する眺望が楽しめます。
その後、島自体が天然記念物になっている竹島、そして蒲郡市街を通過。この辺りから海沿いを離れ、緑豊かな山間の道を進みます。勾配も徐々にアップ。
幸田町の道の駅「筆柿の里・幸田」が約25km地点。日本一の出荷量を誇る幸田町の筆柿スイーツを味わいながらのおやつタイムも素敵です。
ちなみに幸田町エリアの18km地点から25km地点まで続く上りがけっこうハード。道の駅以降は一気に下れるためラクですが、膝への負担が強くなりますのでご注意ください。 山間の坂道を下りきったところがちょうど30km地点。すでに西尾市に入っています。歴史情緒ただよう西尾の市街地を抜けると、かつて西尾城がそびえていた西尾市歴史公園へ。
現在建てられている天守らしきものは1996年に再現された本丸丑寅櫓。小ぶりながらも「復元」天守ならではの風格を漂わせています。
公園内には西尾の抹茶を使った白玉ぜんざい、アイス、そばなどが楽しめる風情豊かなお茶屋さんもあるので、ラストスパート前の補給に立ち寄ってはいかがでしょうか。
西尾歴史公園から平坂街道の終点(平坂湊)までは約4km。正直、とくに見るべきものはありません。そこで、公園の西に位置するスーパー銭湯「小京都の湯」をゴールに設定するのもおすすめです。