標高86メートルの低山ながら、かつて織田信長が戦略拠点として重視した小牧山。現在では山全体が公園として整備され、季節が移ろうごとに変化する色とりどりの美しい自然で、訪れる人を楽しませてくれます。
この小高い丘のような山に整備された散策路は、ずばり「小牧山ランニングコース」という名称で多くの市民ランナーに親しまれています。
コースは山腹をぐるっと1周しながら上っていくルートで、ふもと(スタート)あたりから頂上付近(ゴール)までの距離はちょうど1000m。コース幅が広いので、ウォーキングの方や観光客がいてもとくに気にせず走れます。
距離表示は100メートルごと。ランナーにとってはうれしい配慮です。
山頂には天守閣を模した資料館が。建物の横に飲料の自販機もあります。
展望階からの眺望は格別。春には桜が咲き誇り、多くの花見客でにぎわいます。
このコースのメリットは、なんといっても気軽に起伏走ができること。とくに小牧市をはじめ尾張地方はほとんどが平野なので、なかなか坂道トレーニングができません。 その点、街なかにある小牧山は、思い立ったらすぐに本格的な起伏走ができるため、尾張地区のランナーにとっては貴重な存在といえます。