2015 長野マラソン vol.1<進化するおもてなし>篇。

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第17回「長野マラソン」を実走取材してきました。善光寺御開帳で沸く長野で、今年もサクラと競うように色とりどりのランナーの花が咲きました。 

「市民ランナー目線」の運営をつらぬく長野マラソン。その人気を支えるのは、「地域と一体となったおもてなし精神」にあることを今回あらためて実感しました。

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急激に増えた全国のいわゆる大規模マラソン大会では、さまざまな“おもてなし”を打ち出してランナーの目をひこうと躍起です。 中には「走り」とは無関係の要素を大会の「目玉」とし、それを“おもてなし”として前面に押し出している大会も少なくありません。 こうした意味で、どうしたらランナーにもっと快適に、安全に、記録をめざして走ってもらえるか、その一点を追求し続ける長野マラソンは、真にランナー目線の運営ができる数少ない大会の一つです。

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もちろん、大会のホスピタリティは、長野というまち(地元の人々)が支えていることは言うまでもありません。

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毎年長野マラソンに参加するたび、オリンピック開催という経験値がまちそのものの「おもてなし力」として生き続けていることを実感します。

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そしてこれも毎年思うことですが、沿道の方々はいかにも「応援するぞ!」と肩に力が入っていません。皆さんごく自然に、それぞれがそれぞれのやり方で応援を楽しんでいます。

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ゴザをひろげて、おにぎりつまみながら「がんばれ~」と選手に声援を送る家族づれはまさに、長野マラソンの応援文化を象徴するシーンです。

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新興都市型マラソンとは一線を画す、「制限5時間」「仮装禁止」「先着順」を貫いていることも、とくに競技志向の市民ランナーから支持を集める要因かもしれません。

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※明日はvol.2レース篇をお届けします。