太ったランナーは意外にストイック!?
倦怠期でしょうか。なかなかランニングに対するモチベーションが上がらず走行距離は減る一方。反比例するように体重は順調に増えていく始末・・・。そこでふと思ったのですが、「デブの人は知らないうちに心肺が鍛えられているのではないか?」という仮説です。
考えてみてください。適正体重60kgであるべき人が80kgの場合、じつに20kgもの負荷をのべつまくなし体に巻きつけて生活していることに他なりません。
適正体重のAさんとデブのB(身長が同じとして)が同じ距離を同じスピードで走ったら、あきらかに心肺に負担をかけているのはデブのほうです。
負担をかけるとはつまり、都合よく解釈すれば「つねに負荷トレーニングを実施している状態」といえるのではなでいでしょうか。
現に、登山をたしなむ人の間では重りを背負って登ったり歩いたりするトレーニングが一般的です(速筋を鍛える「自重トレーニング」とはまた別だと思いますが)。
そこでひとつ、とっておきのトレーニングメソッドがひらめきました。その内容は、トレーニング期にあえて体重を増やしてデブになり、「つねに負荷トレーニング」を行っているのと同じ状況で過ごすというもの。
24時間、通常(適正体重)の何倍も負荷がかかり続けるわけですから、心肺はかなり鍛えられるはず。ただここで重要なのは、デブだからといって走る距離を減らしたり強度を下げないこと。じっとしていてはただのブタ野郎です。
以上のようにデブトレーニングで心肺能力を高めたら、レースシーズンに向かって徐々に体重を落としていきます。本番レースを迎える頃までに元の体重に戻せば、まるで空を飛ぶように軽やかな自分の走りに驚くことでしょう。
「デブ=心肺能力が鍛えられる」という仮設に「そのとおり!」という医療関係者・研究者の方がいらっしゃいましたら教えてください。