おいしいビールを飲むために走るランナーは意外とシリアス!?
走ったあとで飲むビール。最高です。これを否定するランナーはいないでしょう。私も常日頃から「おいしいビールを飲むためだけに走っている(キッパリ)」と公言しています。
まじめにトレーニングに取り組んでいる方からは「ふざけるな!ランニングを愚弄するのか!」という非難の声が聞こえてきそうですが、けっしてそうではありません。
なぜなら、走ったあとのビールのおいしさは走行距離・時間(または強度)に比例するからです。
つまり、そのへんをチンタラ走っただけでおいしいビールにありつけるほど甘くはないということ。
私にとって「真においしいビール」とは、炎天下に30kmぐらい走ってやっとたどりつけるほどハードルの高い至高の存在なのです。
「おいしいビールのためだけに走っている」からといって、けっしてファンラン一辺倒ではないことをご理解いただけたでしょうか。
ビアランナーとは、真においしいビールを飲むため自らを追い込む、ある意味“シリアスランナー”でもあるのです。
サブスリーのために月間500km走り込むのと、至高のビールを求めて月間500km走り込むのと、いったい何が違うというのでしょうか。
さきほど「ビールのおいしさは走行距離・時間(または強度)に比例」すると言いましたが、例外もあります。至高のビールを求めるあまり過度に追い込み、体(とくに内蔵)に負荷をかけ過ぎると今度は逆にビールを受け付けなくなるケースです。
生ビールをおいしくいただくため絶妙な温度調節が必要なのと同じく、自分にどれだけの負荷をかければ真においしいビールが飲めるかの見極めも重要なポイント。ちなみに私の「おいしいビール適性距離」は以下のとおりです。
グラフで示したとおり、30〜40kmぐらいが私にとってもっともおいしくビールが飲める距離。さらに距離を伸ばすとオーバーワークとなり、逆においしさポイントが下降してしまいます。
もちろん当日の気温・体調・運動強度にもよりますし、それぞれのランナーによって異なることはいうまでもありません。
最近はサボリ気味でなかなか距離を踏めず「真においしいビール」からは遠ざかりぎみ。そろそろビアランナーの本気を出してトレーニングに打ち込みたいと思っています。