週末の旅ランやLSDにぴったりの街道RUNシリーズ。6コース目となる今回は「木曽街道(上街道)」を走ってみました。
木曽街道(上街道)は尾張藩が独自に拓いた脇往還で、名古屋側の起点は名古屋城大手門あたり。 街道の全長は約40km。名古屋市・春日井市・小牧市・犬山市・岐阜県可児市(中山道・伏見宿)へと至ります。まずは名古屋城の東大手門をスタート。ほどなくして国道41号を横切り、旧街道へと入っていきます。
スタートから1.2km、北区大杉にある「久国寺」にはぜひ立ち寄りたいもの。このお寺の梵鐘はあの岡本太郎の手によるもので(歓喜の鐘・1960年作)、まさに“爆発”したような独特の形状が見る者を圧倒します。
2km地点あたりで「御用水跡街園」を横断。そのまま北へと進みます。約4.3kmで庄内川に到達。成願寺付近の人道橋を渡り、春日井方面へ。
二子山古墳で有名な二子山公園を右手に環状線(302号)を越え、さらに北上。
途中、「味美上ノ町」交差点を左折したところにある「エアフロントオアシス」では、旅客機や自衛隊機の離発着を間近にのぞむことができます。
県営名古屋空港(自衛隊小牧基地)の北端あたりが11km地点。その後、小牧市内を抜けて17.5km地点の「田縣神社」で休憩がてら参拝。
ちょうどコースの半分にあたる20km地点で「楽田の追分」につきあたります。木曽街道は「右」へ。道が細くなりますのでクルマにご注意ください。ちなみに追分を左に進む道が「稲置街道」。犬山城下へと至ります。
名鉄「善師野」駅はちょうど27km地点あたり。かつて善師野宿として栄えていました。
ここから先はアップダウンも激しく、山道に近い状態となるため、無理せず国道41号へ回避したほうがいいかもしれません。 名鉄「日本ライン今渡」駅のほど近く、太田橋のたもとにあるのが今回のゴール地点に設定した史跡「今渡の渡し跡」。かつては幾人もの旅人がここから木曽川を渡っていました。
そんな往時の情景に思いを馳せつつ、木曽街道ランはおしまい。お帰りはJR「美濃太田」駅まで足を伸ばすか、または少し戻って「湯の華アイランド」に立ち寄るのもおすすめです。