2013いびがわマラソンvol.2<レース>篇。

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第26回いびがわマラソンを実走取材してきました。今回は初めてハーフマラソンの部に参戦。毎年走っているフルマラソンとは異なる未知のレース展開に期待がふくらみました。 

フルマラソンの選手たちを見送ってから40分後、ハーフの部がスタート。

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相変わらず雨は本降りのまま。こうなったら雨を気にしても仕方がありません。「呼吸がラクになる」「暑いよりはマシ」と、プラス思考で走ろうと気持ちをチェンジ。

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じつはエントリーの際、誤ってフルマラソンのタイムを申告・・・。制限3時間なのに3時間以上のタイムを入力したため、当然スタートブロックは最後尾に。序盤は選手の間をすり抜けて前へ出るのに苦労しました。

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それでも徐々に混雑は解消。2km地点を過ぎる頃には自分のペースで走ることができました。

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ベレー帽のちびっ子応援団は今年も元気いっぱい!毎年撮影していますが、今年はいつにも増してブレブレ写真になってしまいました・・・。

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ハーフのコースは「半分上って半分下る」コース。中間点まで我慢すれば、あとは基本的に気持ちよく飛ばせます。 しかもフルマラソンのように「脚が終わる」心配も少ないので、あとさき考えずにブンブン飛ばせるところがハーフマラソンの醍醐味。

 

「下る」といえば、スタート直後に激しい便意に襲われました。今まで運がよかったのか、レース中にトイレに行きたくなったことはほとんどありません(ウルトラマラソンを除く)。 第2波が襲ってきたとき、ちょうど100メートルほど前方に仮設トイレが見えました。しかしまだ我慢できるレベルでしたし、走りのリズムを乱したくなかったこともありスルー。 ところが数百メートル進んだところで一気に第2波のピークに到達。

 

「あ、ヤバイ!」と後悔しかけたところ、なぜかスーっと波が引いていきました。 「助かった・・・」と思ったのもつかの間、すぐに第3波の兆しが。「今度は素直にトイレに入ろう」と決めたものの、そんなときに限ってトイレが現れません。 焦っているうちに第3波は容赦なくピークに到達。「あふ、もうダメか・・・」とにかく便意を押し戻そうと歯を食いしばりました。

 

「波は引く、必ず引く!・・・」 どうにか願いが通じ、第3波もまた何事もなかったかのようにスーっと引いていきました。しかしこんなことを繰り返していたらいつか暴発します。まったく予断を許さない緊迫した状況でした。 いつ第4波が遅ってくるかとビクビクしながら走っていましたが、幸運なことに再び便意に襲われることはなく、折り返し地点に到達する頃にはすっかり忘れてしまいました。

 

後半は基本的に下るだけ。フルマラソンのように脚をセーブする必要もありません。重力に任せて駆け下りました。 体感的にはベストに近いペースで走っているつもりでした。ところが、実際のラップは想定の10〜20秒も遅いタイム。真剣に時計の故障を疑ったほどです。

 

結局、フィニッシュタイムはワースト2。「気持ちは絶好調なのにタイムが伴わない」・・・これは基本的な走力を落としていることに他ならず、気持ちよく走れた爽快感と悔しさが入り混じる不思議な感覚に包まれました。 さて、来年こそは晴天のいびがわで快走したいものですね。選手のみなさん、ボランティアのみなさん、お疲れさまでした!