レース当日は、朝から曇ったり晴れたりの微妙な空模様。期待していた小雨は空振りで、スタート時(9:00)の気温は26℃まで上昇。夏の太陽が1万1500人のランナーに容赦なく降り注ぎました。
気温が上がれば上がるほど(苦しいくせに)、なぜかテンションも上がる北海道マラソン。「いっそのこと40℃ぐらいまで上がったらネタになるかな」などと考えつつスタートブロックへ移動。
お行儀よく座って待機する選手たち。立ちっぱなしでひたすら待ち続ける秋冬のマラソンではあまり見かけない光景です。体力の消耗を抑えるための本能でしょうか。
号砲1分前からテレビ塔の電光掲示板がカウントダウンを始めました。粋な演出です。
そして予定通り9:00ジャストに大通公園をスタート。
さて、今回の北海道マラソンではある目的がありました。それは、マラソンの戦歴で唯一4時間を越えてしまった2010年大会の雪辱を晴らすというもの。そこで今回は「サブ4=勝利」と決め、努めて冷静かつ慎重にペースを刻みました。 スタート直後はみんなまだまだ元気いっぱい。TVカメラに向かって懸命なアピール 。
ほどなくしてすすきのへ。繁華街を走れるのは都市型マラソンならではの醍醐味です。
2kmぐらいで前々回までのスタート地点だった中島公園横を抜け、平岸駅あたりで折り返し、ふたたび都心へと向かいます。
5.5km地点ぐらいで初のエイドが登場。ほとんどの選手が待ちかねていたように水の入ったコップに手を伸ばします。
しかし給水のテーブル数が多いので多少の混雑はありましたが水を取り逃がすようなことはありません。みんなさっそく頭から水をかぶるのであたり一面は水びたし。 9km地点手前ぐらいから始まる創成トンネル内は蒸し暑く不快でした。2010年大会時はトンネル内が涼しく感じられたので、今回は比較的気温が低めなのかもしれません。
20km地点ぐらいだったでしょうか。トップ選手に遭遇。ほどなくして女子トップも見届けました。
中間地点のタイムは1時間55分。サブフォーにはちょうどいいペースですが、後半ペースダウンする可能性を考えたら不安が襲ってきました。
そしてその不安は焦りへと変わり、知らず知らずのうちにペースを上げてしまっていたのです。
※vol.3<レース後半>篇につづく。