2013長野マラソンvol.3<大会の真価>篇。

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春マラソンは当日の気候が読みにくいため、「真夏並みの暑さ」と「真冬並みの寒さ」両方に対する準備が必要です。これは選手だけではなく運営側も同じ。寒さ、暑さ、雨、雪などあらゆる天候状況をシミュレーションして準備を整え、臨機応変に対応できるか否かが、大会の満足度を左右する重要な要素の一つではないでしょうか。 

悪天候時にこそ大会の真価が問われる」ことは、これまで様々な大会への参加をとおして実感しています。 「どの大会だってそれぐらいのシミュレーションと対策は講じているだろ」と思われるかもしれませんが、そうでもありません。

 

今日はそうした大会の実例をあげる趣旨ではないので省略しますが。 とくに今回の長野のようないわゆる悪天候の場合、もっともたいへんなのはボランティアの方々であることはいうまでもありません。雪が降りしきるなか、延々5時間に渡り同じ場所で作業する労力は並大抵ではないでしょう。

 

vol.1でも言いましたが、今年は3本のフルマラソンに出場していずれも大荒れの天気でした。3大会ともに、各所で雨(雪)に打たれながらランナーのために無償で働くボランティアの姿を見て、よりいっそう彼・彼女らへの感謝の念を強くしました。

 

まあ、一般選手は真剣に走るとはいえ「娯楽」として参加しているわけで、ずぶ濡れになろうが高熱が出ようがどうでもいいのです。楽しんだ結果ですから。 しかしボランティアの方々が雨や寒さの影響で体調を崩したら申し訳なく感じてしまいます。

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今回の長野もボランティアや応援の方々にとってはたいへん過酷な状況だったと思いますが、晴天時とまったく同じ笑顔とホスピタリティで選手をサポートいただきました。

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「マラソン大会はボランティアで成り立っている」「もっともリスペクトされるべきはボランティア」であることを強く再認識した長野マラソンでした。

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※今回はボランティアの活躍ぶりを撮影しながら走ろうと考えていたのですが、手がかじかんでタイミングよくカメラが取り出せませんでした。お見苦しいピンぼけ写真ばかりですみません。