今回スノーシューランニングを体験させていただいたのは、信州・白馬のスノーリゾート「白馬五竜」と「Hakuba47」の両スキー場。当日は晴天に恵まれ、絶好のスノーシュー日和となりました
まずは白馬五竜スノーリゾートの玄関口「エスカルプラザ」でスノーシューをレンタル。
エスカルプラザには「SALOMON Station」というレンタル窓口があり、同社の新作スキーを試すことができます。
もちろんブーツ、ゴーグル、グローブ、ウェアなど、ウインターレジャーに必要なすべてをレンタルできるため手ぶらで来てもOK。
お借りしたスノーシューは残念ながらランニング専用ではありませんでしたが、まあ、スノーシュー初体験ですのでとりあえず道具にはこだわりません。
ちなみにランニング専用スノーシューはこんな感じ(モンベルのオンラインショップで取り扱っていますが今季は完売)。
当日は白馬五竜スキー場の保科さんにガイドしていただきました。コースはゲレンデの反対側に位置する一夜山の稜線をめぐる初心者向けトレッキングコース。
さっそくスノーシューを装着し、雪面への第一歩を踏み出します。感想は「あ、沈まない!滑らない!」でした。
現地の方々にとってスノーシューは単なる移動の手段にすぎないとのことですが、雪に慣れていない私にとってはまったくの新感覚。 通常のシューズやブーツなら雪に沈んだり滑ってしまうところ、サクサク走れてしまうのはなんとも不思議でした。
「こんな遊びがあったのか!」と、テンションも急上昇。 木立の間を抜けるなど、スキーやスノボでは行けない場所もずんずん進めるのもスノーシューの醍醐味です。
さて、一夜山自体は小さな山ですが、かつて「飯盛城」という山城が整えられていました。「馬屋跡」や、山頂には「飯森城址」を示す案内板が立っています。
一夜山を下りると「塩の道」と呼ばれる街道に出ました。ここはサイクリングコースとして整備されています。もっとも、冬は積雪しているため自転車で走っている人などいませんが・・・。
しばらく進むと雪の中に立派な佇まいのお寺が。1391年に開かれたと伝わる「長谷寺」で、参道付近にそびえる杉は樹齢500年ともいわれています。
長国寺の境内を抜けて林道へ。森閑とした雰囲気のなか、固めの雪の上をザクッザクッザクッっと走り抜ける爽快感を味わいました。
今回のコースは約2.5km。私がスノーシュー初体験ということで短めに設定してくださったようです。しかし、スノーシューランニングによる雪の稜線めぐりはことのほか楽しく、充実のひとときとなりました。