スキーやスノボを趣味に持つランナーも多いと思いますが、「ウインタースポーツはまったく縁がない」という方もまた少なくないでしょう。私もその一人。かれこれ20数年、冬のゲレンデに足を踏み入れたことすらありません。そんな雪山とは無縁の私が先週末、信州・白馬のスノーリゾート「白馬五竜」と「Hakuba47」におじゃましてきました。20数年ぶりのスキーに挑戦・・・ではなく、スノーシューランニングを体験するためです。
「スノーシュー」とは雪の上を歩くために作られた歩行具で、日本風にいえば「かんじき」のこと。スノーブーツやスニーカーに簡単に取り付けることができ、特別な技術の習得なしで誰でも手軽に始められるウインタースポーツです。 通常のシューズではズッポリ埋まったりツルッと滑ったりしてしまう深さ・傾斜の雪上をスイスイ歩くことができるスグレモノ。
このスノーシューによる雪上トレッキングツアーは、ファミリーやシニアに向けた新たなウインターレジャーとして人気が高まっています。 「歩けるんなら走れるんじゃないの?」と、誰が最初に言いはじめたのかわかりませんが、近年は夏山に飽きたらないトレイルランナーを中心に「スノーシューランニング」が注目のマトに。
中にはランニング専用のスノーシューも発売されています。(↓写真上がランニング用。写真下はレース用。モンベルオンラインショップで取り扱っていますが、今季は完売とのこと)
写真のようにカカトが浮く構造になっているためフレキシブルな足さばきが可能。ランニング用に限らず基本的な構造・機構は同じのようです。
スノーシューランニングといってもとくに難しいことはありません。「雪の上を走るトレイルランニング」と思っていただければいいでしょう。
雪上を走るぶん負荷は高め。それなりの走力・体力を要しますが、新雪を踏みしめながら一面雪景色の高原や林間コースを走るのはこの上なく気持ちいいものです。
明日は実践編「冬の白馬を走ろう!スノーシューランニング vol.2<雪の上をラン!>」をお届けします。