ランナーではない人の社交辞令を真に受けちゃダメ。
ふだん仕事でお会いする方の大半はランナーではありません。しかし名刺交換(ランニングジャーナルの紹介を載せています)の際、高い確率で「ランニングされているんですか?」と訊ねられます。
「ええ、まあ」と答えると、つぎは「毎日走られるんですか?」と続きます。これまでの経験から、非ランナーの方にとって「ランナー=毎日走っている」という漠然としたイメージを持っていることがわかってきました。
「毎日ではないですよ」と適当にお茶を濁すと、つぎの質問は決まって「どれぐらい(のタイム)で走られるんですか?」ときます。5000なのか10kmなのかハーフなのかフルなのか、種目の指定はありません。
「最近、寒くなりましたね」と同レベルの社交辞令であることはわかっていますが、質問された以上は具体的な数値を答えないわけにはいきません。
そこで「フルマラソンなら◯時間◯分ぐらいです」と答えると、「・・・へえ・・・すごいですね!・・・えっと、じゃあ本題ですが・・・」という微妙な反応が返ってきます。
つまりそのタイムが速いのか遅いのかさっぱり見当がつかないため答えに窮し、とりあえず「すごいですね」というしかない状況に追い込まれていることが明白で、一瞬その場がなんとも薄ら寒い空気に包まれます。
ともあれ、非ランナーの方の「毎日走るの?」「どれぐらいで走るの?」という質問は社交辞令以外のナニモノでもありません。調子に乗ってランニングの魅力を熱く語るなどの愚を犯さないよう注意したいものです。