ランナーの被害多発!窃盗犯はあなたを狙っている。

ここ1〜2年ですっかり様変わりした名城公園周辺。もともと盗難被害は少なくありませんでしたが、いまふたたび置き引きや車上ねらいが増加傾向にあるとのこと。関係者から市民ランナーの皆さんに注意喚起してほしいという要請を受けましたので、本日は、以前アップした名城公園での盗難被害に関する記事を再編集のうえ投稿します。 tounanimage.jpg 名古屋ランナーがもっとも集まる場所といえば名城公園。休日の朝ともなれば、老若男女あらゆる世代のランナーが元気に走っている姿を見かけます。しかし一方で、そんな善良な市民ランナーを狙った犯罪が多発していることをご存じですか? 最近の事例では、ランニング前のストレッチをしている最中に植栽の陰から手を伸ばしてバッグごと持ち去るというケースがあったそうです。横に置いたはずのバッグが一瞬のうちに消える・・・そんな被害が実際に起っているのです。 一瞬のうちに躊躇なく持ち去るというのは、素人が出来心でというより、プロの犯行とみていいのではないでしょうか。おそらく犯人は最初から狙いを定め、チャンスを粘り強く伺っていたものと思われます。 荷物を置きっぱなしで走らないのは当然として、ストレッチ中などもつねに視界の範囲に置いて注意を払わなければなりません。 置き引き以上に深刻なのが車上狙い名城公園周辺道路の一部は時間帯により「車両駐車可」となり、道の両側に駐車車両が連なって死角も多くなります。 とくに夜間はクルマの脇に何者かが潜んでいても分かりにくいうえ、端から見ればクルマの持ち主なのか犯罪者なのか見分けもつきません。ときおり警察官が巡回していますが、窃盗犯はその隙を突いて犯行に及びます。 ドアロックをかけているというだけでは、まったく安全ではありません。基本中の基本ですが、カバンやポーチをシートの上に置いておく、つまり外から見える状態にしておくなんてもってのほか。 できればトランクの中に入れるか外から見えない位置に置きましょう。それもできなければ、荷物をタオルかなにかで覆うだけでも効果はあります。 なぜなら窃盗犯は、荷物が見えていない(車内に荷物があるかわからない)のに、わざわざリスクを犯してまでクルマのドアをこじ開けようとはしません。荷物が確実に見えているクルマから狙うほうが効率的だからです。 市民ランナーの皆さんはいまいちど気を引き締め、「どこかからあなたを狙っている犯罪者がいる」という意識をつねに持ちましょう。