生涯4度目のサブ3.5が達成できるかもしれない。そんな希望が見えてきたのは32km過ぎ。まだ脚はじゅうぶん残っています。ペースランナーの背中もしっかり捉えていました。
コースは再び街の中心部へ。前方にポートタワーが見えてきてテンションさらにアップ!残り10kmを乗り切るため、エイドのフィナンシェとドリンクでパワーチャージ。
その間に3時間30分のペースランナー&大集団に20mほど離されました。それは想定通りなんですが、追いつこうと思っても脚が前に出ないのです。「あれ?」気持ちとは裏腹にどんどん遠ざかっていく大集団。
「今まで一緒に走ってきたのに。待って〜〜」という心の叫びもむなしく、やがて視界から3時間30分集団が消えてしまいました。 さきほどまでの好調がまるでウソのようです。予兆がほとんどないまま、いきなりドーーンと来てしまいました。失速タイムが・・・。
しかしすでに33km地点。気力で押し切り、残りのラップすべてを6分以内におさえればなんとかサブ3.5が達成できます(ペースランナーは32kmの時点で貯金が5分あると言っていました)。 しかし・・・そんな希望のともしびを吹き消したのは、35km地点に山のようにそびえる急坂。それは想定以上の傾斜で、気力だけではいかんともしがたいものでした。
浜手バイパスからポートアイランドに至る道は橋梁になっているためさえぎるものがなく、海から吹く強風に体力を奪われました。それでも「これぞ神戸のベイエリア!」という感じの景色をのぞむことができたので満足です。
そしてポートアイランド内の海沿いのコースを経て、「市民広場」駅周辺に設けられたフィニッシュへ。
観覧席からの拍手と声援に迎えられ、フィニッシュラインを越えました。
満足できるタイムではありませんでしたが、さまざまな景色が楽しめるコースだったため不思議と疲労感はなく、時間も短く感じました。 フィニッシュ後はタオル、ドリンク、完走メダル、バナナなど、進んでいくうちにどんどんモノが増えていきます。
とくに完走メダルは今までもらった中でいちばん気に入りました。やはりメダルがもらえる大会はいいですね。
来年も当選すればぜひ出場したいと思います。ボランティアの皆さん、選手のみなさん、お疲れさまでした。 明日はvol.4<スナップ集>をお届けします。