「第6回 鈴鹿山麓かもしかハーフマラソン」を実走取材してきました。すっかり東海エリアを代表する市民ランニング大会の一つとなった「かもしかハーフ」。6回目を迎えた今回はまさかの「夏日」に。同大会には過去4回出場していますが、今までで一番キツいレース展開となりました。
とにかくひとこと「暑かった〜!」。この日は東京・荒川河川敷で行われた「タートルマラソン」で、熱中症で23人が病院に搬送されるなど全国的に暑かったもよう。かもしかハーフでも救急車の出動があったようです(大事には至っていません)。 といいつつ、ときおり吹く風はひんやり爽やかで日陰に入れば秋そのもの。
ここが、暑いとはいえ夏のレースとは異なるところでしょう。 鈴鹿山麓かもしかハーフマラソンの素晴らしさは今までさんざん語ってきましたが、今回はさらにパワーアップしているように感じました。 とにかく参加者へのおもてなしの心は超一流。町をあげてのホスピタリティの一端を示すのが、役所(菰野庁舎の一部)を休憩所として開放している点。※当然ながら事務スペースへの立ち入りは厳禁。
役場や公共施設周辺を会場にしているマラソン大会は数あれど、そのほとんどが庁舎への立ち入りを認めていません。そもそも日曜日はお休みですから。 庁舎や図書館(一部)が開放されているのを知らない人が多いのか、各フロアともスペースにかなり余裕がありました。快適なシャワートイレも並ぶことなく使い放題。 駐車場も充実しています。時間帯によってどうしても渋滞は発生しますが、数カ所に分散している上に誘導が的確なので比較的スムーズに出し入れできるのではないでしょうか。
もよりの近鉄「中菰野」駅からのアクセスも良好。各所に案内のスタッフが立っているので迷うこともありません。ちなみに名古屋駅から四日市で乗り換えて1時間もかかりません。
今年はイベント広場の販売テント数も格段に増え、アフターレースの楽しみもアップ。単体のグルメイベントととしても通用するレベルでした。
年々進化し続ける鈴鹿山麓かもしかハーフマラソン。官民一体となってランナーをもてなそうという「心」が宿る、ナゴヤエリアでは「いびがわマラソン」と双璧の大会。 金かけてハードを整え派手に演出しても、「心」が宿っていない大会は必ずどこかからメッキが剥がれます。ナゴヤエリアに、「かもしか」「いびがわ」に続く大会が出現することを切に願います。 なんだか前置きが長くなっちゃいましたので、「レース篇」はまた明日。