F-RUNのGPSウォッチをつけてトライアルランしてきました。結論からいいますと、「装着しやすさ」「操作性」「GPS精度」ともに満足のいく結果となりました。
事前に取説を見ながら使い方を覚えたのですが、操作がシンプルなためすぐにマスターすることができました。 「距離」「ラップ」「カロリー」「走行ログ」「オートラップ」など、通常のトレーニングやロードレースであれば必要十分な機能を備えているという印象。
使い方を頭に入れたらいよいよ試走に出発です。5kmや10kmの試走ではウォッチの持つ本当のパフォーマンスを知ることなどできません。そこで、当日の試走距離を40kmに決定!(最終的には38kmでギブ)。
GPS捕捉時間は1分弱(晴天、近くに大きな建物無し)。諸条件で大きく変わるものの、かなり早いと感じました。GPSの補足が完了すると「GPS FIXED」の文字とともに、携帯電話のアンテナのようなマークがアクティブになります。
当日はGPS精度を比較するためガーミン310XTを同時起動。巨大な310XTに比べ、F-RUNはGPS搭載機とは思えないほどコンパクトです。当然、310XTのようにGPSをONにして20時間も持ちませんが。
途中で何度も310 XTと数値の比較をしましたが、想像以上にぴったりシンクロ。下の写真を見てください。F-RUNが「20.81km(上段の数字)」を、ガーミン310XTが「20.82km(下段右の数字)」を示しています。20キロ以上走ってその差わずか0.01km!
フィニッシュ後の最終的な距離がこれ。F-RUN「38.24km(上段の数字)」、ガーミン「38.35km(下段右の数字)」でした。試走の途中で何度か建物内に入ってGPSをロストしていますので、ロストからの復帰もガーミンと同等だといえます。
リーズナブルなGPSウォッチはついついその「精度」を疑ってしまいますが、少なくとも今回の試走の結果を見る限り、F-RUN GPSウォッチの精度はガーミンの上位機種310XTと比べても遜色なしといって差し支えないでしょう。
少なくとも、ケータイやスマフォのショボイGPS精度に辟易している人は、購入を考えてもいいのではないでしょうか。「余分な機能は要らないけど、GPS精度だけはこだわりたい」という方にもぴったりです。
F-RUN GPSウォッチに保存された走行データは、F-RUNオリジナルの「GPSマスター」というソフトを使いPCに蓄積・閲覧することができます(Google Earthへの展開も可能)。この「データ閲覧」篇については、後日おとどけします。