実験! ふらの日帰り観光は可能か!?

名古屋から北海道の富良野まで日帰りで行けるか。

行けたとして、どれだけ楽しめるか実験してみた。

まずは有志二人と中部新国際空港で合流。ハードな実験となりそうだけに、皆の顔には早くも疲労と緊張の色が浮かんでいる。

荷物検査を終え、新千歳行きの始発便(7:30発)に搭乗。快適なフライトを実感するヒマもなく、約90分でアッという間に北の大地へ。間髪入れず「快速エアポート」に乗り込み札幌に向かう。約40分。駅に着くやいなや猛ダッシュでバス乗り場へ駆け込む。幸い迷うことなく、富良野行き高速バスに滑り込みセーフ。

乗り物の乗車スケジュールはすべて日帰りで帰れるギリギリを設定。富良野滞在時間も1時間30分が限界だ。一つでも乗り損ねたら、それはすなわち実験の失敗を意味する。

札幌~富良野間は2時間ちょっとのバスの旅。ジュースぐらい買っておけばよかったと後悔する。車窓からの景色にしばし旅情を味わうものの、座席の硬さ、窮屈さに耐えかね、何度も体の向きを変える。

富良野に到着したときはすでに昼をかなりまわっていた。

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駅前には観光客の姿がチラホラ。ドラマ「北の国から」の舞台となった麓郷エリアはここからさらに1時間ほどかかるという。往復だけでも2時間。無理だ。

富良野駅前には商店街が広がっているが、閑散としていた。300メートルほど歩くと「三日月食堂」なる飲食店を発見。

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空腹だったこともあり、さっそく入ってみた。すると、壁のあちこちに「北の国から」の出演者達のサイン色紙が飾られていた。どうやらこの食堂は、ドラマにも登場した“由緒正しい”店らしい。「みそラーメン」を食べたが、あっさりした味付けでおいしかった。

「三日月食堂」を出たあとは、いよいよ観光タイムだ!といっても富良野観光のメイン、「麓郷」エリアまで足を伸ばすことは不可能。誰も歩いていない商店街をひたすらさまようのみ。そうこうしているうちに、帰りの電車の時間が迫ってきた。富良野(駅前)観光、終了。

名残惜しいという感情すら浮かばないまま、JR北海道の「富良野ラベンダーエクスプレス」へ乗り込む。

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往きの高速バスと同じく2時間ほどで札幌へ。札幌到着後、全力疾走に近いダッシュで「快速エアポート」に駆け込み乗車。再び新千歳空港に到着したのは19時20分ぐらい。ちなみに帰りの飛行機の離陸時刻は19時40分(最終便)だ。おみやげなんて物色している余裕はない。トイレに行ってるヒマもない。

帰りも往きと同じく約90分のフライトだ。慌ただしい一日を思い返しながら、しばしの眠りにつく・・・と、いう間もなく、中部新国際空港に帰還。22時。3人は重苦しい疲労だけを抱え、それぞれの家路についた。

結論。

名古屋~富良野は日帰り可能。

しかしそのほとんどは乗り物の中で過ごすこととなり、観光は不可能。

以上。