「昭和の森」は豊田市西中山に広がる自然豊かな公園で、昭和51年に開設された「愛知緑化センター」に隣接しています。取材当日は緑化センターの駐車場にクルマをとめ、敷地内に張り巡らされたトレイルを中心にランニングを楽しみました。
昭和の森にはさまざまな散策路が整備されています。中でも「昭和の小径」は緑化センターから続くユニークなコース。
スタート地点に打ち付けられた「昭和元年」の表示を皮切りに、先へ進むにつれて「昭和5年」「昭和10年」「昭和15年」と徐々に現代へと近づいていくという趣向が隠されています。
それぞれの年代表示の近くにはご丁寧に主なできごとを記したボードも。ランニングしながら近代史が学べるという一石二鳥なコースなのです。
途中で東海自然歩道と交わる箇所があります。自然歩道の標識に沿って進むと道を外してしまうので注意が必要です。
本格トレイルが味わえる割に、起伏はそれほどキツくありません。
快調に昭和を駆け抜けていくと、小高い丘のてっぺんに展望台が。
じつに美しい牧歌的な風景が広がっていました。遠く恵那山も展望できます。
そのまま進むと自然に昭和の森「交流館」にたどり着きます。この交流館を中心として整備された散策路が「昭和の森 森林浴コース」。全長4.3kmの周回トレイルが整備されています。
コース上には湿地帯も。木道は走らずゆっくり歩きました。
愛知緑化センターに戻り、大芝生広場でひと休み。手入れが行き届いたきれいな芝生でした。
ドリンクの自動販売機には困りませんが、レストランが休止中なので食料は調達できません。あらかじめ用意のうえランニングされることをおすすめします。