
6月に入り、東海地方もいよいよ梅雨入り間近。ジメジメとした季節の先には、ランナーにとって最も過酷な「猛暑」が待ち構えています。名古屋の夏はアスファルトからの照り返しも強烈で、まさにサウナ状態。そんな過酷な夏ランを少しでも和らげるWebツールがあるのをご存知でしょうか。
アメリカのサンベルト地帯など、強烈な熱波に見舞われる地域のランナーたちにとって、夏のランニングはまさにサバイバル。そこで彼らが編み出したのが、時間帯によって変化する建物の「影」を計算し、ひたすら日陰だけを繋いで走るという方法。
少しでも日射しを避けるために道路の右へ左へと頻繁に横断するため、ランニングアプリに残るGPSログが「ノコギリのような異常なジグザグ模様」になってしまうのだとか。
これまで、日陰探しといえば「この時間なら、あのビルの影が伸びているはず」という長年の経験と勘に頼るしかありませんでした。
しかし、実は今、そんな日陰ルートを事前に完璧にシミュレーションできる「Shade Map(シェードマップ)」という画期的なWebツールがあるのをご存知でしょうか?

この「Shade Map」は、世界中の3D地形・建物データと太陽の軌道を組み合わせた非常に便利なツール。スマートフォンのブラウザなどからアクセスし、画面上の時間スライダーを動かすだけで「何時何分に、どこにどれくらいの影ができるのか」を地図上で視覚的に確認できる優れものです。
例えば、このツールで夏の名古屋の街を見てみると、早朝から午前中にかけて名古屋駅周辺の超高層ビル群が作り出す巨大な影が西区や中村区方面へ長く伸びていく様子や、久屋大通のテレビ塔(MIRAI TOWER)周辺の影の動きが一目で分かります。

「朝7時に出発すれば、このルートの8割は日陰で走れる」といった具合に、走る時間帯に合わせて最も涼しいコースをパズル感覚で組み立てることができるのです。
本格的な夏が到来する前に、ぜひ皆さんも「Shade Map」を開いて、いつものマイコースの影の動きをチェックしてみてください。便利なツールを活用して、今年の夏も安全に、そして少しでも快適に走り抜けましょう!