
新型コロナ(久しぶりに書くこの言葉!)の影響で、6年ものあいだ延期されていた世界的なスポーツの祭典をご存知でしょうか。かつてランニングジャーナルでも紹介した「ワールドマスターズゲームズ2027関西」です。
以前の記事(2024年2月配信)でお伝えした時点では詳細が未定でしたが、いよいよ全貌が明らかになりました。
今回は市民ランナーの皆さんの目線から、この「誰もが参加できるスポーツの祭典」の魅力と注目のランニング種目についてお届けします。
「ワールドマスターズゲームズ」は、国際マスターズゲームズ協会(IMGA)が4年ごとに開催する、概ね30歳以上を対象とした生涯スポーツの国際総合競技大会です。

じつは、第10回となる日本(関西)大会は、本来であれば2021年に開催される予定でした。しかし、皆さんご存知の通りコロナ禍の影響で翌2022年へ延期に。さらに2022年にも開催が叶わず、再延期となっていました。
そして今年、ついに開催日程が2027年5月14日(金)~30日(日)に決定!本来の予定から数えると「長すぎた6年」ともいえる待望の開催となります。
この大会の最大の特徴は、「概ね30歳以上であれば、スポーツの実績や予選なしで誰でも参加できる」という点。元トップアスリートから、健康維持のために走っている市民ランナーまで、誰もが“世界大会の選手”として出場できる舞台なのです。
今回は関西広域(福井、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、徳島などの府県・政令指定都市)を舞台に、公式35競技59種目が開催されます。参加目標は国内外から5万人と、過去最大規模。
中でも「陸上競技」カテゴリーには、我々市民ランナーが日頃の成果を発揮できる種目が多数用意されています。
■5000m・10000m(トラック競技)
普段はロードを走っている方も、“国際大会”の舞台でタータンを走る絶好のチャンスです。記録を狙うシリアスランナーはもちろん、トラックレースデビューを果たしたい方にもおすすめ。スタンドからの歓声を浴びながら走る非日常感を味わえます。
■10kmロードレース
滋賀県彦根市で開催予定の10kmロードレース。初心者からスピード自慢のランナーまで参加しやすく、観光を兼ねて気軽に参加できるのが魅力です。海外からやってきたスポーツ愛好家たちと肩を並べて走るロードレースは、普段の大会とは全く違った刺激になりそうです。
■ハーフマラソン
和歌山県で開催されるハーフマラソンは、フルマラソンよりハードルが低く、多くの市民ランナーにとって最も馴染み深い距離。日頃の練習の成果を「世界大会」という大舞台で発揮してみませんか。
■駅伝
ランニング仲間とチームを組んで出場できる駅伝(和歌山県開催)も大注目!1つのタスキをつなぐ日本の伝統的な走る喜びを、世界中から集まるランナーたちと共有できます。仲間を誘ってエントリーしてみてはいかがでしょうか。
大会への一般エントリーは、すでに今月3日から公式Webサイトのオンライン申し込みにて始まっています(エントリー期間は2027年2月28日まで)。
そして、ランナーとして注目すべきはワールドマスターズゲームズならではの「参加料の仕組み」。日本国内在住の競技出場者の場合、基本料金は15,000円(税込・手数料込)となります。
「え!ちょっと高い」と思われたあなた、待ってください。なんと、この基本料金だけで「最大5競技種目まで」出場可能なんです!(競技種目によっては別途特別追加料金・エクストラフィーが必要な場合があります)。6種目以上に出場したい場合は、1種目につき2,000円の追加料金でエントリーできます。
つまり、基本料金の中で「10kmロードレース」と「ハーフマラソン」、さらに「5000m」に出場する・・・といった夢の掛け持ちエントリーも可能。あるいは、学生時代にやっていた別のスポーツ(水泳やテニスなど)と組み合わせて出場するのも面白いですね。
世界的なスポーツの祭典に日本国内で選手として参加できるチャンスは、本当に貴重です。目標となる大会(しかも世界大会)が決まれば、日々のランニングのモチベーションも高まります。「ワールドマスターズゲームズ2027関西」、皆さんもぜひエントリーして世界中の仲間と一緒に走ってみませんか?
なお、今回紹介した種目のうち既に満員となっているものもあります。今後、参加枠を増やす方向で動いているそうなので、参加希望の方は諦めず、公式サイトのアナウンスをこまめにチェックしましょう。