
100m競走など短距離種目では、号砲から0.1秒未満に動くとフライングで失格となります。極めて厳密なルールのもと行われるわけですが、同じ競走競技でも長距離走のスタートはどのようなルールがあるのでしょうか。
日本陸上競技連盟では、市民マラソンにおいても一定のルールを定めています。
陸連が昨日公開したコラム(文末にリンク)によると、市民マラソンで「号砲後にレースを止めることは大きな危険を伴う」ことから、仮にフライング行為があったとしてもスタートのやり直しは行わないのが通常とのこと。
これは陸連の競技規則(55.6の補足文)にも記載されていて、「道路競走やその他の競技場外種目では、スタートの呼び戻しは困難であり、どんな場合でも大規模な参加者に対しては実用的ではない」としています。
さらには、「たとえ1、2秒先に出ていたとしても、集団が形成されるなどして実質的な利益とならない場合が多く、失格としないケース」がほとんどなのだとか。
このあたりは0.1秒の世界で失格となる短距離走に比べ、ある意味ゆるやかといえなくもありません。
では、ふざけた市民ランナーが故意に飛び出したらどうなるかというと、レースは続行されるものの「レース途中またはレース終了後に失格」処分を受ける可能性があるそうです。(もちろん陸連が絡んでいない大会では独自の指針があると思います)
マラソンのスタートといえば、フライングではないものの実力以上のダッシュをかます小学生のような大人をたまに見かけます。
すぐにバテてスローダウンするため、他の競技者の迷惑に。バカダッシュするなら、せめて1kmはそのまま走りましょう。