「名古屋チャリティラン in 名城公園」をお手伝いがてら取材してきました。
当初、参加者は30〜40人、多くても50人ぐらいだろうと予測していました。しかし開催告知以降、徐々に反響が高まっていくのを実感。そして迎えた当日、会場には予想をはるかに上回るランナーの姿がありました。
私が名城公園フラワープラザ前に到着したのは、イベント開始時刻の約1時間前。にもかかわらず、すでにたくさんの人たちが詰めかけていてびっくり。その後も次々にランナーが駆けつけたため、集合場所を急遽、風車前広場に変更。それでも参加者はどんどん増え続け、最終的には約500名(主催者発表)にふくれあがりました。
所属するクラブや走友会のウェアに身を包んだ人たちが目立つなど、チーム単位で参加されている方が多いのも印象的でした。ナゴヤエリアのランナー大集合、まさに「ランナーサミット」といった感じ。 果たしてこれだけの人数を安全にさばき、イベントとして成立させることができるのだろうか・・・という心配はすぐに吹き飛びました。
というのも、ランアップとともに主催に名を連ねるウインドアップは、単独でマラソン大会を開催するほどのイベント運営ノウハウを持っているからです。見ていてもまったく慌てることなく、慣れた様子でイベントを進行していました。
トレーナー有志の方々によるワンコインチャリティマッサージコーナーも。ランニング終了後は混雑しそう。
事前に告知していませんでしたが、ニューイヤー駅伝で見事優勝を飾られたトヨタ自動車 陸上長距離部・熊本剛選手、日清食品グループ陸上競技部・北村聡選手、元ワコール女子陸上競技部・湯田友美さんの3名がシークレットゲストとして参加してくれました。
元UFJ銀行陸上部コーチの塚野健さんと、元愛知電機女子陸上部の椎名都さんは主催者の一員としてイベントをサポート。各グループのペーサーとして名乗りを上げてくれたのは、なんとあの名城大学 女子駅伝部のメンバーです。
ゲスト紹介が終わった後は、今回の最大の目的である募金です。参加者全員が、これから走る予定の周回数×100円+αを募金しました。
準備運動の指導はゲストの稲垣寿美恵さん。24時間走・48時間走の世界記録保持者であると同時に、普段はエアロビのインストラクターをしていらっしゃいます。
そしていよいよランニング開始!ペース別のグループに分かれ、元気にコースへと飛びだしていきました。目標は10周(13km)。中には初めて10km以上走るという方もいて、格好のチャレンジの舞台となったようです。
グループを引っ張るのは名城大学 女子駅伝部の選手たち。
参加者が予想以上に多くて名城大学の選手だけでは足りなかったため、急遽TRC☆のメンバーもペーサーとしてお手伝い。
FUNRUN758のメンバーは走路員の任を仰せつかり、参加者と来園者の安全確保に努めました。
ウォーキングの部の引率は塚野コーチと北村選手。なんとも贅沢です。
練習されている他のランナーや一般来園者の妨げにならないように気をつけながら、みんなでランニングを楽しみました。当日は比較的気温が高かったため、みなさん汗びっしょりの様子。でも表情は爽やかです。
約90分後、すべての参加者が集合場所に戻ってきました。ひと息ついたあとは大ジャンケン大会。弊社からは『名古屋みちくさランニング。』と、1枚だけ残っていたFUNRUN758のくまたんTシャツを提供。 とくにくまTはどなたに当たるか楽しみでしたが、小学生ぐらいの女の子がゲットしてくれたので嬉しかったです。くまたんをかわいがってね。
さて、今回のイベントで集まった募金総額は約50万円(主催者発表)とのこと。全額、中日新聞の義捐金窓口をとおして被災者に送られます。「お金」に姿をかえた約500名のランナーの気持ちは、やがて物資や復興支援に役立てられるでしょう。 早くも次回開催・継続開催をのぞむ声が多くあがっています。それはそれで主催者は考えていると思いますが、もっと「同時多発的な広がり」も大切。次回開催をのぞむ前に、今度はあなたが呼びかけてみてはいかがでしょうか。