e3 Running Clubの「ランニング・パーソナル・コーチング」を取材してきました。これはいつもご紹介しているe3ランニング・クリニックとは異なり、原則マンツーマンで行うオーダーメイドのトレーニングのこと。コーチを独り占めできるので、レベルや目標に合わせた“世界に一つだけ”の指導が受けられます。
当日の生徒さんは20代女性。学生の頃に陸上経験はあるものの、故障によるブランクが長かったとのこと。まずはカウンセリングで、ランニング歴や目標などを聞き出します。 トレーニングに入る前に、ランニングフォームを動画撮影。
動画を見ながら、コーチがフォームの改善点を一つひとつていねいに説明していきます。
生徒さん本人が自身のフォームを客観的に見ることで、これから始まるトレーニングのスムーズな理解につながるのです。 フォームチェックにより判明したのは、「足先が外側に開きぎみである」「腕振りを体の前面で処理している」「体の前方で着地している」・・・以上の3点でした。
まず、足先が外側に開いていると、脚の外側の筋肉に負担がかかり故障の原因となるそうです。腕を左右に振るクセは女性ランナーでたまに見かけますが、背中が丸まり非効率な走りにつながるとのこと。
もうひとつ、体の前方への着地。これは腰が落ちている(骨盤が後傾している)状態のときになりやすいんだとか。一歩一歩ブレーキをかけながら走っているに等しく、これまた非効率なばかりか体に負担がかかってしまうのだそうです。
このように生徒さんのウイークポイントが分かったら、つぎはe3理論をベースにした改善トレーニングにうつります。企業秘密なので具体的には書きませんが(というか忘れた)、一つひとつの弱点を改善するエクササイズと実際のランを何本か繰り返しながら、「美しいフォーム」へと微調整していきました。
そして、最後にふたたび動画撮影によるフォームチェック。
比べてみれば一目瞭然!動画からのキャプチャなので見にくいかもしれませんが、左がビフォー、右がアフターです。
まず、骨盤の位置が上がり背筋も伸びているのがわかります。腕もしっかり前後に振られていますね。そして足の位置に注目してください。トレーニング前は体の前方で着地していたのに対し、エクササイズをこなした後は体の真下で着地しています。
わずか1時間弱のトレーニングで、見ちがえるように効率的で美しいフォームに変わりました。どうですか、お客さん。 まったくの初心者から明確な目標を持っている中・上級者まで、オーダーメイドのトレーニングを行うe3ランニング・パーソナル・コーチング。詳細・申込みはこちらe3 Running Clubのホームページをご覧ください。