名古屋市内の公園・緑地系ランニングコースといえば、「名城公園」「庄内緑地」「大高緑地」あたりが定番。この3つに勝るとも劣らない実力を秘めたコース、それが南区の「大江川緑地」なのです。
東西1.8キロにわたって細長い形をしている大江川緑地は、一年中緑が生い茂るうるおいの都市公園。緑地内にはアスファルトのコースが2本伸びており、さながらレーシングコースのよう。
じつはここ大江川緑地は、ランシャツ・ランパンに身を固めた“ガチランナー”率が非常に高いのも特徴。まさに競技志向の市民ランナーが黙々とトレーニングをこなす隠れた名コースなのです。
コース上には100メートルごとに3000メートルまで距離表示がクッキリはっきり描かれています。起伏もほぼゼロなので、ペース走やスピードトレーニングなどの実践的な練習も可能。
コース全域にわたって木々が生い茂っているため、暑い時期でも比較的涼しいのも魅力です。至るところにトイレや水飲み場があるのもうれしいかぎり。さらには、2本のアスファルトコースと平行するように、足腰にやさしい土のコースまで整備されているといういたれりつくせりぶり。
強いて短所をあげるとすれば、名城公園や庄内緑地のように駐車場がないこと。しかしクルマなどに頼らない硬派なガチランナーには、そんなことはまったく問題ないでしょう。 どうしてもクルマで行きたいという方は、大江川緑地から800メートルほど北にある「湯〜とぴあ宝」の駐車場に駐めさせてもらいましょう。ただし、走った後は必ず利用してね。
