このシリーズ第1回目の「函館」につづき、同じく北海道の都市、札幌をみちくさランニングしてきました。今回は時間的な制約があり、札幌の市街地に点在する観光スポットを文字通り駆け足で結びました。
北海道は5度目の上陸となりますが、じつは札幌には滞在したことがありませんでした。当然、土地勘はまったくなし。下調べをする時間もなかったので、ホテルを出てしばらくは街なかをあてもなく走りました。
すると、偶然にもかの有名な「札幌時計台」が現れたではないですか!高知県の播磨屋橋、沖縄県の守礼門と並び「三大がっかり」なんて揶揄されていますが、風格があって伝統を感じさせる立派な建物でした。
時計台をたっぷり堪能した後は、再びあてもなく市街地をジョギング。数百メートル進んだところで、ビルの合間からテレビ塔の先っちょが見えましたので行ってみました。札幌のテレビ塔は東京タワーと名古屋テレビ塔を足して2で割って3分の1をかけたような佇まいをしていました。コンパクトでかわいらしい雰囲気です。
テレビ塔はどうやら大通公園の西端に位置しているようです。そのまま公園内を東へ向かってジョグ。
この景色、どこかで見たことがあります。そう、名古屋と非常に似ています。「街自体が名古屋に似ている」とは聞いていましたが、大通公園から見るTV塔の姿は久屋大通公園から見る名古屋テレビ塔に雰囲気がそっくりです。
長〜い大通公園にも飽きてきましたので途中で北へ折れると、JR札幌駅に突き当たりました。近代的なフォルムはさすが北の大都会。
駅を正面に左へ進むと、ほどなくして赤レンガ旧庁舎が見えてきました。想像していたより大きく、立派な建物でした。どうやら無料で入館できるようです。タダなら入っておかない手はありません。
建物の中も当時そのままの姿が保存されていました。展示コーナーやおみやげショップなどがあり、小一時間ほど過ごすことができました。
すでに走行距離はこの時点で6kmを超えていました。これ以上走るのは翌日のフルマラソンに悪影響が出ると判断し、おとなしくホテルへと帰還。ほんとうは「モエレ沼公園」や「羊ヶ丘展望台」などへも足を伸ばしたかったのですが仕方ありません。次回はゆったり、本格的な「札幌みちくさランニング」を楽しみたいと思います。