いよいよ4月23日にオープンする「人の駅いわくら ランニングステーション」。そのメイン推奨コースとなる五条川沿いを、人の駅駅長 宮川さん(NPO法人 手作り文化普及振興会理事長)と、同理事の岸さんとともに試走してきました。
まずは人の駅(つまり岩倉駅)を出て西へ向かいます。昔ながらの商店が並んでいていい雰囲気でした。
わずか300mほどで五条川に到着。川の両岸にはたくさんの桜が植わっており、延々途切れることがありません。桜シーズンには観光バスで花見客がやってくるというぐらいですから、さぞや美しいでしょう。駅長いわく、「桜の季節だけではなく、夏でも木陰が涼しくジョギングに最適」とのこと。
五条川コースでは、交差点(橋がある場所)のほとんどに「アンダーパス」が設けられています(写真参照)。このためクルマを気にすることなく快適に走り続けることができるのです。
立ち止まったり左右を確認したりする必要がないので、ファンランはもちろんトレーニングとして走るのにも最適なのではないでしょうか。学校の陸上部や実業団のロードトレーニングにもじゅうぶんおすすめできるコースです。
コース沿いの至る箇所に真新しいトイレや水飲み場が点在しているのもうれしいかぎり。交通量もきわめて少なく、安心して走ることができます。ひざにやさしい土の道を走ることも可能。
このさき延々、犬山の入鹿池まで続きます。きりがないので、とりあえず試走は大口町の堀尾跡で折り返し(片道約6km)。この付近には織豊時代に活躍した武将、堀尾吉晴の生家跡があり、周辺は歴史公園として整備されています。
そういえば、五条川のスタート地点付近には山内一豊の生誕地がありました。あの小牧山へ向かうルートも楽しめるなど、人の駅いわくら発着コースは歴史好きのランナーにもおすすめかもしれません。
試走を終え、ふたたび岩倉に戻ってきました。約12km走ったわけですが、その間、信号は一つもなし。クルマとすれ違ったのも2台ぐらいでした。トイレあり、水飲み場あり、まさにランニングにはこれ以上ないほどの環境が整っています。
もちろん走ったあとのお楽しみ、飲み食いどころも充実しています(人の駅で案内してくれます)。 「人の駅いわくら ランニングステーション」は、はっきりいってスポーツメーカーなどの企業が展開する皇居周辺施設のような派手さや設備の多彩さにはおよびません。
しかし、名古屋からふらっと訪れてふらっとランを楽しむ。そんな気軽さ、温かさがあります。 市民ランナーのみなさんや春から走ってみようかなと考えている方は、ぜひ「人の駅いわくら ランニングステーション」を利用されてはいかがでしょうか。オープン予定は4月23日。楽しみです。