第32回 読売犬山ハーフマラソンを実走取材してきました。今回はついにエントリーが9千人に迫る8674人を記録。地元小中学生の“かさあげ”がなくてこの数字ですから、東海地区では実質、もっとも大規模なハーフマラソン大会(10kmの部もあり)といえるでしょう。
当日は朝から雨模様。家を出るときは本降りでした。この時点でかなりブルー。おまけに名古屋駅で名鉄電車を乗り間違え、会場に着いたのはスタートの40分前でした。 雨はいくぶんおさまっていましたが、会場が田んぼ状態だったのには閉口しました。
ランニングシューズは底がメッシュになっている(つまり穴が開いている)ことが多く、私のターサーも例外ではありません。 ぬかるみにそろりと足を置いたとたん、「あ!」と思った時はすでに遅く、シューズ内に容赦なく水が浸入してグッチョングッチョンに。メッシュ構造なのをすっかり忘れていました。
ものすごく不快なままスタートを迎えることになったわけですが、それに輪をかけて不愉快なことも。それは、一部の選手たちのマナーの悪さ。 読売犬山では事前に申告したタイムを元にナンバーが割り振られ、スタートブロックが決められます。
しかし、実際は順番を平気で無視する輩があまりにも多く、腹が立つどころかあきれてしまいました。 参加者の裾野が広がるということは、こういった弊害も招くのでしょうか。読売犬山は箱根駅伝に出場した学生や実業団の選手などが多数参加する、なかなか骨のある大会です。名古屋エリアでは数少ない“全国区”なのに、こんなメチャクチャではこちらまで恥ずかしくなってしまいます。
もちろん大方の市民ランナーの方は自分のスタートブロックをしっかり守っていました。イベントではなく「競技会」なのですから、ルールは厳格に守るべきだと思います。主催者も、スタートブロック問題に対しては東京マラソン並みに厳しくのぞむべきです。 あ、プンプンしすぎてレースのこと一切ふれてませんね。
長くなったので、【レース編】は明日にします。 ※今回は会場入りが遅れたり、フィニッシュ後も泥の処理で手間どったりと、時間があまりなかったため写真が少ないです。ご了承ください。