ゾンビのような集団を見て水分補給の大切さを痛感。

気温が30℃を超えた先週末のこと。名古屋市内のとある場所をランニングしていたとき、某鉄道会社が主催するウォーキングイベントの大集団に遭遇しました。親子連れあり老夫婦あり、ほのぼのとした光景が広がっている・・・はずが、ウォーキング参加者は一様に疲れ切った表情で、とても楽しそうには見えません。さらに気をつけてみていると、大半の参加者に共通するあることに気づいたのです。 nodogakawaita.jpg それはほとんどの人が水分(水筒、ペットボトルなど)を携行していなかったこと。みなさん軽装でしたので、リュックやカバンの中にしまってあるということも考えられませんでした。 どうやらウォーキング大会のコースは全長11km。歩くにしてはかなりの距離です。蒸し暑い名古屋の町を11km歩き通すのはさぞやたいへんでしょう。にもかかわらず、誰も水分を携行していないことに驚きました。 「喉が渇けば自販機で買って飲めばいい」という考えの方も多かったのかもしれませんが、「喉が渇いたと感じた時点ですでに体はレッドゾーン」。 このことはランナーの間では常識といえますが、一般の方にはまだまだ周知されていないのでしょうか。水分のまとめ飲み(ガブ飲み)も胃腸に著しい負担をかけます。 適度な水分補給を怠るとパフォーマンスが低下する、つまり「疲れ」や「だるさ」となって現れます(水だけの摂り過ぎも逆効果)。こうなると、ウォーキングだろうとランニングだろうとまったく楽しくありません。 楽しいはずのウォーキングイベントがゾンビ行列のようになってしまった一行を見て、改めて給水・給ナトリウムの大切さを再認識しました。つねに水分を携行し、いつでもどこでも好きなタイミングで補給できる準備を整えておくことが大切です。