ランニングはカネになる!? 様々な企業が続々参入。

ここ数年のランニングブームの高まりで、様々な企業が市場に参入してきました。既存のスポーツメーカーはもちろん、ランニングとはほぼ無縁と思われる企業も各社独自の切り口で新たな顧客を取り込もうと躍起です。そんな中、「京都全日空ホテル」が“ランナー向け宿泊プラン”を発表し、(私の)注目を集めています。

プランの名前は「源氏ゆかりの地を愉しむ 走って、歩いて京都で散策プラン」です。部屋はスタンダードツイン。おばんさいの朝食、ミネラルウォーター、特別観光パスポート、そしてホテルオリジナルジョギングマップが付いています。

正確には、特に「ランナー専用」プランというわけではありませんし、ホテルがジョギングマップを常備していることも珍しくはありません。しかしプラン名に「走って」と入っているだけで、ランニング愛好家にとって何だか魅力的な企画のように感じてしまいます。

「走って、歩いて」なんていわず、どうせならもっとランナー向けに特化しちゃっても、じゅうぶん需要があるような気がします。ちょっと前までおっさんのスポーツだったランニングが、今やブームを引っ張っているのは若い女性。京都と若い女性の組み合わせは最強ですから、可能性が広がると思うのです。

ホテルに限らず、「ランニング」はもはや若い女性顧客を取り込む強力なアイテムとなりました。工夫次第でランニングとは一見無縁の企業もビジネスチャンスがあります。ぶっちゃけていえば「ランニングはカネになる」ということです。グズグズとタイミングを逃したら、他社に先を越されてしまうでしょう。

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